教室員の風景

2010年12月

滋賀医科大学産科学婦人科学講座(母子診療科)の小野です。
卒業後、早いもので10年目となり周産期を担当させて頂いております。
大学での2年半の研修の後、日野記念病院で2年半勤務させて頂きました。その後は鹿児島市立病院新生児科で茨聡部長のもと1年10ヶ月の間、新生児の研修をさせて頂きました。大学に帰ってきた後は、産科病棟医長をさせて頂きましたが、それも今年の4月いっぱいで終了し現在に至ります。帰ってきた当初は3人しかいなかった産科担当も6人に倍増し、充実した日々を過ごさせて頂いております。写真をみて、これが何かおわかりになるでしょうか?これは、「自炊」の三種の神器とも言われている「ipad」「scansnap1500」「裁断機」です。基本ミーハーなもので、ipadが発表されると惹かれ、購入にいたりました。当初は、ダウンロードしたPDF文献を閲覧するのが主でしたが、最近は持っている本を裁断しては取り込む、いわゆる「自炊」にいそしむ毎日です。「自炊」にはいくつかのメリットがあります。1つめは、本棚が整理されたことです。10年もたつと、それなりに本も増えてきます。中には、ほとんど見ないけれど捨てるに捨てられない本もあり、それが本棚を圧迫していましたが、取り込んだ後は捨てることでこの問題は解消されました。2つめは、学会の抄録です。特に周産期新生児学会学術集会の抄録集は非常に厚くて大きくて重く、これをもって学会会場を移動するのは非常に負担なのですが、ipadに取り込むことでこの負担を軽減することができました。3つめは当直先や外勤先で資料が必要なときにすぐ確認できることです。非常に便利なこの「自炊」をこれからも進めていきたいと思います。また、一緒に「自炊」を楽しんでくれる人を募集しています。