大学院生2年の星山貴子です。
昨年12月に学内で開かれました、第40回滋賀医大シンポジウムにおいて「妊娠後期胎盤からの栄養膜幹細胞の樹立」というテーマで発表し、Best young researcher賞をいただきました。
「わたしが頑張った成果です!!」と胸を張って言いたいところですが、実際には、辻先生が研究の道へと導いてくださり、ピペットマンの使い方から基礎的な知識を手取り足取り教えてくださった基礎の先生方の支えのおかげだと本当に感謝しています。また、保育園に楽しく通ってくれている娘や家事育児を私以上にこなしてくれる夫にも感謝です。
私の研究内容は、細胞レベルのミニ胎盤を作るようなイメージです。いろいろな条件で細胞を育ててどのように変化していくのか、どのような性質を持っているのかを検討します。
赤ちゃんの元となる胚や、栄養や酸素交換を担う胎盤についてはわかっていないことがまだまだ多く、周産期医療においては治療することが難しい疾患が多いのが現状です。
研究を始めてみて、わかっていないことを知るにはこんなにもたくさんの検討が必要なのかと、研究の重要性・難しさを実感しています。
自分の研究が少しでも疾患の解明へとつながり、より安全に、安心して赤ちゃんを産んでいただける環境に貢献できたらいいなあと思っています。
そのためにも、さらに知識を深めて精進していきたいと思います!