こんにちは。滋賀医大の中村です。
2023年3月に大学院卒業を迎えることができました。ご指導いただいた先生方に心より感謝申し上げます。
約5年前から、木村文則 前准教授(現 奈良県立医科大学 教授)のもとで研究生活をスタートしました。初めは、臨床現場とは全く異なる知識や手技の習得が必要で、うまくいかないこともたくさんありました。しかし、週1回の研究カンファレンスでご指摘いただいたことや、自分で調べたことを実践し、その結果からさらに改善点を探るという作業を繰り返し、一歩ずつ大きな目標に近づいていく過程はとても魅力的で、いつの間にか研究にはまってしまいました。
私は、もともとクロスステッチ刺繍やレース編みが趣味で、細かい作業をしているととても心が落ち着きます。「急がば回れ」という滋賀県発祥のことわざもありますが、研究は、一つ一つの作業を丁寧すぎるほど丁寧に行うことが、実は成功への近道だと私は思っています。こういった作業に時間を忘れて集中できるところも、研究の醍醐味の一つです。
大学院卒業と学位取得を一つの区切りとして、これからさらに精進してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。