教室員の風景

2019年12月

皆様こんにちは。15年目の天野と申します。大学では婦人科腫瘍を専門として診療・研究を行っております。先日10月27日に第141回近畿産科婦人科学会学術集会が琵琶湖ホテルで開催され、私は学術集会運営の責任者を担当致しました。一番困ったことはこれまでそのような経験がなくまず何から手を付けたらよいのか?が全く分からなかったことです。普段から何気なく学会は参加していますが、その時に運営側の視点になって見るのも必要だったと痛感しました。医局秘書の山本さんに色々と相談に乗ってもらい、後は過去に主幹された他大学から資料をお借りすることができたことで何とか準備することができました。あまり普段はストレスを感じない性格ですが、学術集会当日に不手際で大混乱が起きている悪夢をみるなど、少々ストレスを感じていたようです。座長や特別講演をご担当頂く先生のお名前の読み方を調べたりするのに以外と時間がかかりました。結局はそれぞれの先生方が執筆された論文をpubmedで調べるのが一番確実でした。それでも1週間前にはほぼ準備が終わりホッとしていた時に生殖内分泌・女性ヘルスケア研究部会当番校の関西医大の先生から以下のようなメールが、「研究部会の最初の演題が急遽取り下げになったので時間変更の調整が必要です」とのこと。1週間前に迷惑だなぁ、どこの大学?と調べてみると、滋賀医大の文字が・・・。なんでやねん。そのセッションで発表される先生方のメールアドレスを全部教えてもらい、全員に「発表開始時間が早まります」の連絡をすることになりました。皆さん倫理委員会は早めに通しましょう。

 当日は朝7時に医局の先生方や胚培養士、労務提供の業者さんに集合頂き準備開始。パソコンのセッティングなど特に問題なく終了しました。コンセントが遠かったので延長コードを大量にもってきておいたのは大正解でした。受付では大きな混乱はなく、写真のように教室の髙橋顕雅先生のモーニングセミナーを皮切りにプログラムがスタートしましたが、午前中のセッションで唯一ポイント加算のある生殖内分泌・女性ヘルスケア研究部会に人が殺到し椅子が全く足りない状態に・・・。腫瘍と周産期部会ガラガラ・・・。ポイントの力?恐るべし。同期の辻先生や髙島先生がせっせと椅子を運搬してくれました。このような時には同期の先生方が大変頼りになると改めて感じました。同期3人でうろうろしていると私たちの1学年下に入局され現在は足立病院でご勤務されている眞田先生に久しぶりにお会いしました。ふたつめの写真はその時に眞田先生に撮っていただいた1枚です。眞田先生ありがとうございました。その後は大きな混乱なく無事に17時半に学術集会は終了。僅か1日の小規模な学会でしたが、これからいろいろな学会を運営していくのに備えて大変勉強になりました。休日に労務提供してくださった業者様、胚培養士の皆様、医局秘書の山本さんや滋賀県医会の越後さん、そして医局の先生方本当にありがとうございました。