教室員の風景

2025年1月

2025年もあっという間に2月を迎えました。時の流れの早さを実感する今日この頃です。

本稿を書くにあたり、何気なく2024年を振り返ってみると、個人的にも社会的にもさまざまな出来事があったことに気づきました。良いニュースもあれば、悲しいニュースもありましたが、やはり2024年といえば、大谷翔平選手の活躍が大きな話題となった一年だったのではないでしょうか。

オフシーズンに肘の手術を受け、リハビリをしながらも打者として活躍。MLB史上初の「ホームラン50本・50盗塁」を達成し、さらにはチームとしてもワールドシリーズ制覇を成し遂げました。彼の素晴らしさは成績だけにとどまらず、その人間性にも多くの人が魅了されています。球場でのゴミ拾いや、チームロゴを踏まないといった細やかな振る舞いが、その品格を物語っています。

私自身もそんな彼に憧れ、職場でゴミが落ちていたら意識して拾うようになりました。大谷選手がゴミ拾いをするのは、高校時代の監督から「ごみは人が落とした運」と教えられたことに由来すると言われています。そして彼はこの教えを、「前向きな姿勢を持ち、小さな積み重ねを大切にすれば、巡ってきたチャンスを自ら掴み取る力がつく」と解釈しているそうです。私自身は、「緊迫した場面でもゴミ拾いができるような精神状態を保つことが大事」という意味合いもあるのではないかと考えています。医療に携わる身として、常に冷静で良い精神状態を保つことは非常に重要です。そのための一つの習慣として、私もゴミ拾いを意識的に続けるようになりました。

写真は6歳の息子のグローブです。息子も大谷選手、そしてドジャースの大ファンで、このグローブを愛用しています。そんな息子に恥じない父親であり続けるためにも、2025年も引き続きゴミ拾いを習慣にし、前向きな考え方を意識していきたいと思います。