医員の松田です。
私は生殖医療について学ぶ日々を送らせていただいております。11月9・10日に生殖医療に関する最大の学会である第68回日本生殖医学会が金沢県で開催されたため参加いたしました。
学会は石川県立音楽堂、ホテル日航金沢、金沢市アートホテルと、素晴らしい会場で開催されました。学会側のご配慮でハイブリッド開催となっておりましたが、現地には多くの先生方が参加されており、大変活気を感じました。
学会のテーマは「次世代に紡ぐ生殖医学」であり、哺乳類の着床・妊娠成立機構から母体環境、男性不妊まで幅広いテーマのシンポジウムが開催された他、慢性子宮内膜炎の診断や治療、卵巣調節刺激の方法、子宮内膜症・DORや妊孕性温存についてなど臨床に即した話題も多く発表され、次の日からの臨床に生かしたい知識を得ることができました。
滋賀医大から准教授の辻先生と私が発表し、特に辻先生のセッションでは活発な討論がもたれました。
懇親会では全国の産婦人科医師による質の高いオーケストラや歌唱、ピアノ演奏が披露され、大盛況のうちに終了しました。
これからも臨床の中での疑問点を日々みつけ、突き詰めてこのような大きな会で発表できるよう努力したい所存です。