教室員の風景

2023年12月

准教授の辻俊一郎です。

2023年12月2-3日に徳島県で行われました第38回日本女性医学学会学術集会で優秀演題賞を頂きました。本邦におけるリアルワールドデータを用いて、帝王切開が分娩後の女性のQOL(次回妊孕能や月経痛)を低下することを示唆する報告です。本研究にご協力いただきました共同研究者の先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。

私たち産科医が毎日のように行っている帝王切開、母子の命を救うためなくてはならない開腹手術であり、長い歴史がありますが実は未完の術式ではないかと思うようになりました。今後もこの帝王切開術に関連する諸問題に取り組んでいきたいと思います。