「研究生活を終えて」
大学で生殖医療の担当をさせていただいております北澤純と申します。臨床医として働く中で、社会人大学院生として日夜研究を行い、無事に医学博士となることができました。滋賀医科大学で以前より研究が進んでいた慢性子宮内膜炎という病気と、免疫細胞であるヘルパーT細胞の変動について研究させていただきました(Jun Kitazawa et al. Alteration in endometrial helper T-cell subgroups in chronic endometritis. Am J Reprod Immunol. 2021)。
これまでは患者さんを診察して治療することばかりを考えておりましたが、基礎研究をしてみるとまた新たな視野が広がる様な思いで、とても貴重な大学院生活でした。研究のご指導をいただきました先生方や、ご協力いただきました方々に感謝いたします。これからも研究を続け、その成果を患者さんに還元できれば幸いです。
コロナが落ち着かずなかなか遠出はできませんが、たまの休みに子供たちと遊んで癒やされています。写真は近くの琵琶湖博物館で撮影したものです。施設側も人数制限や消毒など感染対策をしてくださっているので安心ですが、私たちもマナーを守って楽しむことが大切だと日々感じております。皆様も感染に十分注意してお過ごしください。