「台風の日のミステリー」
郭翔志といいます。2019年で19年目になります。滋賀医大の産婦人科では、若い専攻医のうちから多くの手術を執刀させていただくことができ、腫瘍、周産期、生殖、内視鏡手術などのすべての分野の専門医の育成機関の認定を受けています。私のように腫瘍や内視鏡をやってきた人間も、生殖の専門医を取りたいと教授にお願いすれば生殖チームに入れていただける、とてもアットホームな医局です。このホームページを見ていただいている学生さんや研修医の先生、ぜひ一度見学に来てください!
この1年間、プライベートで最も印象的であったことは、昨年の夏に関西を直撃した台風の日のことです。台風が直撃した日、私は当直をしておりました。翌朝、当直から帰宅しようとすると、写真のように車の左後部のドアのガラスが1枚割れていました。前日の台風ではすさまじい風が吹いていたため、「自然災害だから仕方がない」と自分に言い聞かせ、修理のためディーラーに車をもっていきました。すると「台風でガラス屋さんが大忙しのため、ガラスの納入が2週間もかかる」と言われ、その間ビニールシートを貼り不便な思いをしました。しかし、当初より少し疑問に思ったことがありました。
それは、疑問①「車の周囲や車の中にはガラスの破片が散乱していましたが、レンガや石などが落ちておらず、何が当ったのだろうか?」
疑問②「車体には傷がついておらず、ガラス1枚だけ割れているのは少し不自然では?」
ということでした。しかしながら、「石ではなく、風圧で割れたのかもしれない」、「ガラス1枚だけの被害でよかった」と自分で回答を作り上げ、不可解な点もありましたがそれ以上のことは考えませんでした。
それから数日して、子供に、「以前にプレゼントした新しいカバンは使ってないの?」と言われました。「カバンは車に置いている。今のカバンが古くなったら使うよ」と返事してハッと我に返りました。未使用の新しいカバンは確かに後部座席に置いていた。しかしそういえば最近は見かけていない・・・
皆さん、車の中の見えるところにはカバンなどを置かないようにしましょう!子供にもらったカバンも大切ですが、カバンより車の修理代の方がはるかに高かったです!