仲の良い環境
前回に続きまして、滋賀医科大学産科学婦人科学講座医員の山田一貴です。今回は、滋賀医科大学産科学婦人科学講座についてだけでなく、私個人の話もさせていただきたいと思います。
私は、2013年4月から2015年6月まで兵庫県尼崎市の総合病院に勤務し、2015年7月より滋賀医科大学医学部附属病院に帰ってまいりました。帰ってから日々感じていることは、「本当に仲の良い講座、病棟」ということです。日々の医局・病棟の雰囲気が明るく楽しいことはもちろん、最もそのように感じる時間は昼食の時間です。外来、手術、病棟業務、そして研究、と毎日忙しく、ときに昼食を摂ることも困難なこともあります。それでも、昼食の時間には滋賀医科大学医学部附属病院”自慢の?”展望レストランで集まって食事をしています。みんなで食べる食事はひとりで食べる食事よりも不思議と美味しく感じます。また、医局員の誕生日には仕事終わりにケーキを誰かしらが用意して、盛大に(?)祝っています。嬉しさのあまりに涙を流す医局員もいるとかいないとか・・・。その他、あたたかくも厳しく指導される先輩方も勤務時間が終わると後輩を連れ立って、後輩はそのような先輩方にひっついて、夜の街に繰り出すこともあります。このように日々忙しくも楽しい時間を過ごすことで、リフレッシュされた状態で診療することが可能となっていると感じています。
続いて、私個人の話を少しだけ。
本格的に周産期医療についてさらに広く深く学び、少しでも現在の、そして未来の周産期医療に貢献できるよう、多方面に貪欲になっていきたいと考えています。具体的には、臨床だけでなく、研究にも力を入れていきたいと考えています。研究といえば、本学に数年前にイグノーベル賞を受賞された先生がおられましたが、そのように世界に注目されるような研究とまではいかないまでも、少しでも医療に貢献できるような成果を挙げられるように覚悟をもって励んでまいります。
”多方面に貪欲に”ということで、趣味としてゴルフを再開したいと考えております。5年以上前に一度挑戦したものの断念しておりましたが、クラブを左右持ち替えて心機一転再開します。滋賀には伝統のある良いゴルフ場がいくつもありますので、今度こそは断念せずにいつかはラウンドできるまでになりたいと思っております。
今までは、諸先輩方の庇護の下、公私共に自由に活発に過ごしてまいりました。2016年は、後輩も増えたことで微力ながら指導する立場となりつつあることを自覚するとともに、自身の行動が自身だけのものではないことを改めて認識した上で、今まで以上に責任をもって日々精進してまいりたいと考えております。ただ、この季節にはボード、スキー。もう少しすると春ですので、春にはお花見。夏には海に琵琶湖に。秋には紅葉に”馬肥ゆる秋”など、プライベートでの活発さは変わらずにいたいとも考えております。
煩雑な文となりましたが、1月・2月連載を読んでいただき、公私共に楽しく活発な日々を過ごすことのできる医局・環境であるとわかっていただけたなら幸いです。