明けましておめでとうございます
滋賀医科大学産科学婦人科学講座医員の山田一貴です。2013年3月には、『教室員の風景』に個人的な記載をさせていただきました。今回は、滋賀医科大学産科学婦人科学講座について話させていただきたいと思います。
滋賀医科大学産科学婦人科学講座は、母子診療科、女性診療科から構成され、さらに周産期、腫瘍、妊孕・がん妊孕、女性泌尿器、漢方外来、等の専門分野に細分化されています。
周産期では、MFICUを有する総合周産期母子医療センターであり、県下をはじめとして広域の高度な周産期管理を要する症例を診療しています。加えて、助産師外来、院内助産も併設することで妊婦から産褥婦まで寄り添うことのできる診療を心がけています。
腫瘍領域では、良性腫瘍から悪性腫瘍まで幅広く取り扱い、県下でも症例数の多い施設であり、腹腔鏡下やロボット支援下に子宮悪性腫瘍手術にも対応しています。
妊孕部門では、滋賀医科大学医学部附属病院内に体外受精センターを有し、妊娠から出産まで通して当院で管理することが可能となっております。がん妊孕の専門外来を設置し、今後の妊娠を希望されるがん患者の妊孕性温存を目的として、卵子凍結だけでなく、関西では当院が初めてとなる卵巣凍結も施行しています。
女性泌尿器、漢方外来では、子宮脱や更年期障害等の女性のヘルスケアに関して、手術療法・薬物療法ともに専門的に診療しています。
その他、Rokitansky症候群等の子宮奇形も多く診療しており、上記のように幅広い分野を診療する講座となっていますが、それぞれの専門分野が相互に協力することで専門的かつ総合的な診療が可能となっていると自負しています。
診療だけでなく研究においても、それぞれの分野で取り組んでおり、今後は専門分野を越えた研究も取り組んでいく講座となっていくように日々励んでいます。
診療・研究だけでなく、各季節には歓送迎会、忘年会、新年会だけでなく、お花見やBBQなども開催するなど、非常に異常に仲の良い講座であると感じています。その件については、次回に少しだけ詳しく話させていただくこととして、新年の挨拶とかえさせていただきます。本年もよろしくお願い申し上げます。
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