教室員の風景

2015年11月

Challenge
医師6年目の森宗愛菜です。今年の4月に、2年間働いた済生会滋賀県病院から大学へ戻ってきました。病棟だけで一番下っ端として働いていた3年目と違い、病棟、外来、外勤、研究などいろいろなことが一気に舞い込んできて、何もかもが中途半端な状態で、当初は随分もやもやしていましたが、ようやく大学での生活にも慣れてきて、自分のやりたいことができる時間を作れるようになってきました。大学に戻ってきて本当に良かったと思うことは、やはりたくさんの先生に囲まれて働くことができることだと思います。多分野の専門の先生がいて、分からないことがあればすぐに聞ける環境は本当に素晴らしことだと思います。症例以外のことでも、ちょっとした悩み事や人生相談なども、とても話しやすい雰囲気がある医局であることも自慢だと思います。また自分より学年の下の先生が、バリバリと病棟業務、手術をこなし、プライベートでも楽しんでいる姿を見ると自分ももっと頑張らなければと、はっぱをかけられます。そして何より、3人の同期がいることが本当に心強い味方です。大学での研修では、何でもチャレンジさせてもらうことができ、その環境が整っています。そのチャンスに恵まれていることに感謝し頑張っていきたいと思います。
さて、10月上旬には9日間の長い夏休みをいただき、毎年恒例の旅行へ出かけてきました。今年は南仏の旅です。天候にも恵まれ、ニースで宿泊したホテルでは、毎朝晩、お部屋のテラスでゆっくりと大好きなパンとワインとチーズ三昧で、何故フランス人に生まれなかったんだろうと食事の度に思っていました。電車での移動では広大な丘陵地を眺めながら本を読んだり、夫とゆっくり話をしたり、甘い香りのするブドウ畑でひなたぼっこをしたり(ワインをつくるブドウが本当に甘くて美味しいことに驚きました!)、きらきらとした南仏の海を眺めたりと心身ともにリラックスして楽しんで来ました。夏休みが終わったばかりですが、来年はどこに行こうかと早くも思いをはせています。これがまた仕事に励む糧にもなります。私はよく何のために働くのかと自問自答します。人生を楽しむため、私自身は仕事がないとダメになる気がしますし、プライベートを楽しむことも必須です。うまくそのバランスがとれるようになることが今の目標です。