教室員の風景

2013年1月

滋賀医科大学産科学婦人科学講座にて研修させて頂いております鈴木幸之助と申します。この場をお借りし、皆様方に謹んで新春のお喜びを申し上げます。また、二年前の東日本大震災で被災され、未だ復興の途にある皆様方におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。政権交代の是非はともかく、新政権に期待することといえば、一日も早く東日本の復興を成し遂げて頂くことが第一ではないでしょうか。
さて、昨年四月より始まりました産婦人科専攻医生活もあっという間に10ヶ月目となりました。生殖医療、NICU研修をそれぞれ2ヶ月ずつはさみ、主としては入院患者さんの担当医として日々の研修に励んでおります。村上教授はじめスタッフの先生方にはこの数年来、働きやすい環境を整えて頂きましたおかげで、今年度は私を含め同期入局者が6
となりました。さらには、研修システムを様々に工夫して頂きまして、充実した研修生活をここ滋賀医大産科学婦人科学講座では送ることができ、初期研修の先生方にも当医局入局を勧めることに躊躇はございません。
何より得難いものは、多くの同期と考えます。良き競争相手として、自身の至らぬ点に気づかせてもらい、一人でうまくいかない部分は参考にし、少しうまくいったと思うと他の者も同じぐらいにはうまくこなしていて慢心する間も与えられず、といった具合に、のんびりとした雰囲気ではありますが、その中でも互いに切磋琢磨できているのではと感じております。もちろん、隣で上級医に叱咤されている同期を見て、慌てて我が振り直し、ホッと胸を撫で下ろすといったようなナイスアシストも多々あったことは言うまでもありませんが。
ここで、簡単に自己紹介もさせて頂きます。近江国ではなく遠江国で生まれ育ち、大学から上京(もちろん京都へ)、一旦卒業後、何をするわけでもない時間をのんびりと過ごし、のんびりし過ぎて居心地が悪くなった頃に滋賀医科大学へ再入学となりました。高校からストレートで入学してきた同級生とはちょうど10歳差となり、言いようのない焦りをその頃から今も変わらず感じております。
浜名湖畔と違い、琵琶湖畔は冬の風はまだ穏やかなものの、冬の気温の低さは比べものにならず、寒さには滅法弱い私としましては、冬が来る度に来年こそは南へ飛び立とうと思ったものですが、今も尚この地に留まっているのも湖の結びつけた縁かも知れません。
他愛のないことをつらつらと書き連ねましたが、今後とも本HPをご覧の皆様方には御指導・ご鞭撻の程をお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。
写真は、京都は大宮の聚洸さんによる和菓子です。是非一度ご賞味を。(食べログHpより借用いたしました)