教室員の風景

2011年1月

滋賀医科大学産科学婦人科学講座(母子女性診療科)の林です。スーパーローテート2年間終了後産婦人科として大学での研修も1年9カ月が過ぎました。産科・婦人科の多くの症例を経験させていただき、なかには大学ならではの珍しい症例もあり日々勉強させていただいています。中には幸せなお産ばかりではなく、婦人科のシビアな症例もあり人生の両極端な場面が存在する病棟で上の先生方ばかりではなく、一緒に働いている看護師さんや患者さんからも多くのことを学ばせていただき成長させてもらっていると実感しています。

12月からは産婦人科病棟を離れて3カ月間NICU(新生児集中治療室)で研修させていただいています。産科では赤ちゃんが産まれるまでのお母さん達と胎児に関わることはできますが、合併症を持っていたりや早く産まれててしまった赤ちゃんはNICUにお世話になることとなります。お産の後は1週間もすればお母さん達は退院してしまうので、母子共に気にはなっていてもなかなか産婦人科医として関わることは難しいです。今回NICUで研修させてもらう中でNICUに入院中の赤ちゃんやご両親に関わらせていいただくことはとてもいい経験となっています。また、NICUの先生方や看護師さんがどのような情報を必要としているのかなど知ることができ、産婦人科とNICUの連携の大切さをより一層感じるようになっています。新生児の蘇生や管理の仕方など3カ月という短い期間ですがしっかり学んで産婦人科医としてさらに成長し今後に生かしていきたいと思います。

先日伊勢神宮に行ってきました。関西の方は遠足などで行かれるようですが、関東出身の私は実は今まで行ったことがなく初めて行ってきました。新名神を使ったら思った以上に近くてびっくりしました。年末に行ったため初詣ならぬ詣で納めといった感じですが、お参りした後にパワースポットらしき人の集まっている木に触って、うさぎの縁起物も買ってきました。今年もいい年になりますように。